仕事実績のケース02

京野菜農業の共同受注

【参加事業所】

社会福祉法人 京丹波福祉会・あしたーる工房
社会福祉法人 全国手話研修センター・就労支援センターとも

 

はじめに

近年、京都府内において農業分野の取組みを進めている事業所が増加しています。

それぞれにこだわりの野菜作りを進めていますが、一つの事業所ではお客様のニーズに対応でき るだけの生産量、種類などが課題となっています。また、注文する側もそれぞれがどんな野菜をどれだけ提供できるか分かりにくいことも課題となっていました。

そうした状況のなかで、京都ほっとはあとセンターでは、京都府内の事業所に対して農業にかかる実態把握を行うとともに、単独の事業所では受けにくい注文などに対応するため、平成24年より、複数の事業所による共同受注システム構築の 取組みを始めました。

 

南丹の事業所による新たな取組みスタート

南丹市日吉町で丹波黒豆など、京野菜や米作りに取組んでいる事業所と、亀岡市で、無農薬(減 農薬)の野菜作りに取組んでいる事業所を中心として、京野菜の共同受注をスタートすることになりました。

この京野菜を定期的に購入いただく京都市内の 京野菜レストランが決まり、京都ほっとはあとセンターのコーディネートで、両事業所とレストランオーナー、シェフが何度か打合せを重ね基本合意を終えました。

当面は、今育てている野菜をレストランに納品しながら、京都ほっとはあとセンターが運営している「ぶらり嵐山」や各種イベントでの出店販売を行い、育てている野菜の情報の発信や受注シス テムの確立などに取組んでいます。

これまで、農業に取組んできた事業所は少なくありませんが、経済システムとして事業を進めていくには、お客様のニーズにあった多品種で品質の良い野菜作り、作ったお米や野菜が確実に売れる販売先の確保、そして、天候などに左右されやすいながらも、より確実に注文された野菜を納品する体制の確立が課題としてありました。

これらの課題を解決するためには、複数の事業 所が連携し、地域の農業者の支援を受けながら、大量注文にも対応できる共同受注体制の確立が必要であることから、京都府から委託を受けているNPO法人京都ほっとはあとセンターが中心となり、新「ゆめこうば」推進事業として、共同受注システムをスタートさせました。

確実な歩み

農業は、土を耕し、種をまき、肥料を施し、草をとり...と、時間のかかる作業です。すぐにかたちができるものではありませんが、少しずつ、確実に歩んでいきたいと思っています。今後は、大量受注、効果的受注ができるよう、生産者である事業所とレストランなどの消費者との計画的な作付けや、京野菜の加工品作りなど夢が広がります。

 

今後に向けて

今後、共同受注による取組みは、工賃向上に向けての大きな柱の一つとなっていくと考えています。また、その分野の一つとして農業分野は可能性を秘めています。

一方で、京都府内において一体的に共同受注システムを確立していくためには、注文などを受ける窓口の設置、コーディネーターの確保、配送システムの確立など、さまざまな課題はありますが、この共同受注プロジェクトに参加する事業所が増え、このシステムが確立できるよう、積極的に取 組んでいきたいと考えています。

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